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初めて工場で働いてみて、もっと物を大事にするようになった

体験談

 

工場で働くのって大変

僕は、メーカーに就職したお陰で、工場で働く経験があったんだけど、工場で働くことががこれほどまで人間らしさを殺すものでつらいものだと思わなかった。

そして、もっと物を大事にするようになった。

今日は工場で働くことがどんな感じなのかを話そうと思う。そして、皆が普段使ってる物がどうやってできているかを知って欲しい。

 

工場のラインは極限まで細分化されていて、効率化を図るために、人それぞれが決められたことを時間制限内にやらなければいけない。イメージはこんな感じ。

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例えば、ネジ締め担当の人は30秒の間で1部品のネジを締めなければいけない。どの担当の人も同じ時間制限があることで、自分の作業が終わればすぐ次の部品がくる。そうすることでラインが滞ることなく進める。

つまり、ネジ締め担当の人は1日8時間ただひたすらネジ締めをやり続けなければいけないのだ。

これを実際に3ヶ月間やってみたけど、まじでつらい。座ることもなく、立ち続けながら、ただひたすら同じことをやり続ける。そう、ネジを締め続けるんだ。

「自分がこれをやる意味があるのか?」

「なんで俺は今これをやっているんだろう?」

こんな疑問を呈してしまったらもう終わりだ。直ぐに、作業の効率性が著しく低下し、時間制限をオーバーをしてしまって、上司に怒られる。無心になることが何よりの秘訣だった。

 

ついには、自分がまるでロボットに思えてしまった。

ロボットとやっていることは変わらないし、作業も洗練化され過ぎていて、変化することがなくて、全く刺激がなかった。代わり映えのない毎日に飽き飽きしてしまった。

実際にこの仕事は多くの人のモチベーションをかなり低下させると思う。

工場で働く人を見てきたけど、みんな目に輝きを失っていた。

多くの人がこの単純作業を30年~40年もやり続けていて、変化のない仕事に疲弊していた。彼らの楽しみは、酒、パチンコ、パズドラだった。仕事はただの作業と化していて、仕事のこれからになんの希望も抱いていなかった。そして、そんな彼らを見るのがとても苦しかった。もちろん、そういう作業を楽しいという人や、工程の改善に取り組み人は居たけど、極少数だった。

 

目の前にあるものは人の汗の結晶

目の前にある工業製品を使えているのは、本当に多くの人達のお陰だと改めて実感することができた。

1000円の電卓だって、1万円の掃除機だって、値段は関係ない。色んな人が必死になって作ってる。決してそこにあることを当然にしちゃいけないことだと思った。

じゃないと、一生懸命作ってくれてる人達に申し訳ないなと感じるから。

実際、物を大事にするようになってから、余計な物を買わずに済むようになったし、物持ちもよくなった。そして、物がそこにある有り難みがわかるから、気持ち良く物を使えるようになった。そこがかなりでかい。

 

 

最後に

今は物が本当に溢れてる時代だ。Amazonでほとんど何でも買える。

でも、こういう時代だからこそ、物を大事にすることが求められている気がする。

皆さんも是非機会があれば、今目の前にある物がどうやって出来ているか?を考えてみてください。物と向き合ってみるいい機会になりますよ。